【ビジネス英語】「対応する」を意味する3つの英語表現の違い
ビジネスの場面では「対応する」という表現を英語で使う機会が多くあります。しかし、「対応する」にもいくつかのニュアンスがあるため、場面によって適切な英単語を選ぶことが大切です。
今回は “handle” “address” “deal with” という3つの表現を例文とともにご紹介します。
handle:具体的な作業やタスクを「処理する」
「処理する」「取り扱う」という意味で、主に具体的なタスクや物事の実務的な対応を指します。業務の遂行や物理的な作業に対して使われることが多く、少しフォーマルな響きがあります。
Can you handle this project on your own?
「このプロジェクトを一人で処理できますか?」
I’ll handle the scheduling for the meeting.
「会議のスケジュール調整は私が対応します。」
She’s responsible for handling all customer inquiries.
「彼女はすべての顧客問い合わせを処理する責任があります。」
address:問題や懸念に「対処する」
「対処する」「取り組む」という意味で、特に問題や課題を公式に対応する場合に使われます。フォーマルな文脈で、課題や懸念を解決しようとするニュアンスを強調したいときに適している表現です。
The report addresses key issues.
「そのレポートは主要な課題に対応しています。」
We need to address the customer’s concerns.
「顧客の懸念に対応する必要があります。」
The policy was designed to address the environmental impact.
「その政策は環境への影響に取り組むために設計されました。」
deal with:問題や状況に「対処する」
「対処する」「扱う」という意味で、主に直面した困難や問題を乗り越えるニュアンスを含みます。問題や課題などに焦点を当てて使われ、カジュアルなビジネスシーンにも適している表現です。
We need to deal with this issue immediately.
「この問題にすぐに対応する必要があります。」
He’s very good at dealing with difficult customers.
「彼は困ったお客様への対応がとても得意です。」
The manager asked me to deal with the complaints.
「マネージャーは苦情への対応を私に任せました。」
業務的な処理には “handle” 、フォーマルな場では “address” 、日常的な会話では “deal with” を使うと、自然な表現になります。今回の記事を参考に、適切な表現を選んで使いこなせるようになりましょう!