
何が違うの?アメリカ英語とイギリス英語の主な違いと特徴
アメリカ英語とイギリス英語は、同じ言語であるにもかかわらず、文化や歴史的な背景の違いから生まれる独自の特徴を持っています。これらの違いは、発音やスペル、語彙にまで及びます。
今回は、この2つの主な違いと特徴についてご紹介します。
発音の違い

アメリカ英語
- “R”が強調され、単語の最後の位置や他の子音の前でもっとはっきりと発音されます。例えば “car” の発音は “ka” のようになります。
- 母音がより平らで、長音がよく使われます。例えば “bath” の発音は “bæθ” のようになります。
- “T”の発音は、しばしば後ろの音節で弱化されます。例えば “water” の発音は “waɾɚ” のようになります。
イギリス英語
- 特に南部のアクセントでは “R” が弱く、時にはほとんど発音されません。例えば “car” の発音は “ka:” のようになります。
- 母音がより明瞭で、特にロンドンなどの地域では舌がより前に配置されます。例えば “bath” の発音は “ba:θ” のようになります。
- “T”の発音は、よりはっきりとした形で保持されます。例えば “water” の発音は “wɔə” のようになります。
スペルの違い

アメリカ英語
- 動詞の終わりに “-ize” が使用されます。(例)organize / realize
- 単語の終わりに “-or” が使用されます。(例)color / neighbor
- 単語の終わりに “-er” が使用されます。(例)center / meter
- 単語の終わりに “-og” が使用されます。(例)dialog / catalog
- 単語の中で “-l” が使用されます。(例)traveling / canceling
イギリス英語
- 動詞の終わりに “-ise” が使用されます。(例)organise / realise
- 単語の終わりに “-our” が使用されます。(例)colour / neighbour
- 単語の終わりに “-re” が使用されます。(例)centre / metre
- 単語の終わりに “-ogue” が使用されます。(例)dialogue / catalogue
- 単語の中で “-ll” が使用されます。(例)travelling / cancelling
語彙の違い

| 日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
|---|---|---|
| トラック | truck | lorry |
| ガソリン | gasoline | petrol |
| エレベーター | elevator | lift |
| 休暇 | vacation | holiday |
| ゴミ | trash | rubbish |
| おむつ | diaper | nappy |
| ポテトチップス | chips | crisps |
| 炭酸飲料 | soda | fizzy drink |
| リュックサック | backpack | rucksack |
| 消しゴム | eraser | rubber |
| 映画館 | movie theater | cinema |
いかがでしたか?これらは一般的な違いなので、地域や個々によっても異なる場合がありますので注意が必要です。アメリカ英語とイギリス英語では、同じ英語でもこんなに異なる特徴があるのですね!




