あなたはいくつ分かる?英語と日本語でニュアンスが異なる単語5選
日本語と英語は、その文化や言語の背景の違いから、ニュアンスが異なる単語がいくつも存在します。
今回は、英語と日本語で異なる単語のニュアンスに焦点を当ててご紹介します。
ファブリック:fabric
日本語の「ファブリック」は主に布地を指す表現ですが、英語の “fabric” はその他にも「構造」「組織」といった意味も持ちます。そのため、この単語を使用する際は、文脈に注意するようにしましょう。
The fabric sofa is made of high quality materials.
「ファブリックソファは、高品質の素材で作られています。」
The fabric of society has changed over the years.
「社会の構造は、長年にわたって変化してきました。」
レクチャー:lecture
日本語の「レクチャー」は主に講義や講演を指しますが、英語の “lecture” は単に話すことや説教のことも指します。このため「レクチャーを聞く」といった表現は、英語だとより堅苦しい印象を与えることがあります。
I gave a lecture on environmental sustainability.
「私は、環境の持続可能性に関する講演をしました。」
I was lectured for being late.
「私は遅刻して説教されました。」
ギフト:gift
“gift” は日本語の「ギフト」と同様にプレゼントを指しますが、英語では時に才能や天賦を指すこともあります。そのため、「彼女は歌の才能を持っています」といった文脈では “gift” を使いますが、物理的なプレゼントに関しては “present” と “gift” のどちらも使用できます。
日本語でも、先天的に高い知性や共感的理解、倫理観などを持っている人を「ギフテッド」と呼ぶので、皆さんも聞き馴染みのある表現かもしれませんね。
She gave me a gift.
「彼女が私にギフトをくれました。」
Her singing ability is truly a gift.
「彼女の歌唱力はまさに天賦の才です。」
ポイント:point
日本語で「ポイント」は点や要点を指す単語。英語でも同じ意味として使われますが、これに加えて特定の意見や重要な事柄も “point” として表現されます。
That’s the point.
「そこが要点です。」
I understand your point about the importance of teamwork.
「チームワークの重要性についてのあなたの意見を理解しています。」
ブック:book
日本語で「ブック」は本を指しますが、英語では本だけでなく予約や予定も “book” と表現されることがあります。
予約が予定が被ってしまうことを日本語で「ダブルブッキング」と言いますが、英語でも同様に “double-booking” と表現します。
Is this book interesting?
「この本は面白いですか?」
I need to book a table for two at the restaurant.
「私はレストランで2人用のテーブルを予約する必要があります。」
これらの単語を理解することで、日本語と英語の微妙なニュアンスの違いに気づき、より適切かつ自然なコミュニケーションができるようになります。今回ご紹介した単語以外にもニュアンスが異なる単語はたくさんあるので、これを機に自分で調べてみるのもおすすめですよ!