あなたはいくつ分かる?花の名前が入っているイディオム5選
イディオムとは、2つ以上の単語が結びついて元の単語とは異なる意味を表す言い回しのことで、日本語では「慣用句」と訳されます。「借りてきた猫」「転ばぬ先の杖」「どんぐりの背比べ」「水と油」など、様々な慣用句があるように、英語でもたくさんのイディオムが存在します。
今回は、花の名前が入っているイディオムを5つご紹介します。
come up roses
“rose” (バラ)が含まれるイディオム “come up roses” は「成功する」という意味で、成功や名誉を手に入れたり、物事が上手くいくことを表します。バラ色の人生など、日本語でもバラは成功のイメージがありますよね。
Everything is coming up roses since my transfer to the new section.
「新しい部署に異動して以来、すべてが順調に進んでいます。」
gild the lily
“lily” (百合)が含まれる “gild the lily” は「余計な手を加える」という意味を持つイディオムです。直訳すると「百合を金色に塗る」という意味になることから、既に完成しているものに手を加えようとするときに使われます。
You’re beautiful enough! Why do you gild the lily by using so much make-up?
「あなたは十分に美しいです!なぜそんなに化粧をして、美しさを台無しにするのですか?」
as fresh as a daisy
“daisy” (ヒナギク)が含まれるイディオム “as fresh as a daisy” は、活気あるヒナギクにちなんで「元気ハツラツといった意味を持ちます。全く疲れた様子を見せず、活気に溢れているときに使われる表現です。
After working for 15 hours, he looks as fresh as a daisy.
「15時間働いた後でも、彼は元気ハツラツとしているように見えます。」
shrinking violet
“violet” (スミレ)が含まれる “shrinking violet” は「内気な人」「引っ込み思案な人」といった意味を持つイディオムです。野生のスミレは草の茂みでひっそりと咲き、小さく繊細である様子から由来しているそうです。
She is a shrinking violet.
「彼女は引っ込み思案な人です。」
cut down the tall poppy
“poppy” (ポピー)が含まれるイディオム “cut down the tall poppy” は、成功している人を批判する行為を指します。日本語の「出る杭は打たれる」に近い表現で、成功者に対する否定的で嫉妬深い態度を意味します。
He always tries to cut down the tall poppies in the office.
「彼はいつもオフィスにいる成功者を批判しようとします。」
いかがでしたか?他にも花の名前が入っているイディオムはたくさんあるので、今回ご紹介した5つ以外のイディオムもぜひ覚えてみてくださいね!