日本の教科書では習わない?イディオム(慣用句)や表現
日本でも英語教育が盛んな昨今ですが、実際に英語圏で使われているものには、学校では習わないようなイディオム(慣用句)や表現があります。
実際にカナダに海外留学をされたH.Kさんの体験から学んでいきましょう。
海外に行って初めて、教科書で習った通りの意味では解釈ができないフレーズがあるのだということを知りました。
今日はその中から一部を紹介します。
【カフェ・レストラン編】
How do you take your coffee?
「砂糖とミルクはどうしますか?」という意味です。
「どのようにしてコーヒーを飲むか?=砂糖とミルクはどうするか?」ということですね。
また、カナダでは、ミルク・砂糖ともに二杯ずつ入れること伝えるとき、「double-double」というフレーズを使います。
こちらはカナダ特有の言い方で、アメリカなど他の英語圏では使われないそうです。
(ちなみに、ミルク・砂糖を1杯ずつは、「single-single」でOK)
How would you like your steak?
「お肉の焼き加減はどうしますか?」という意味です。
焼き加減の程度を尋ねているため、ここでは「How」が使われます。
答え方の例としては、下記のようなものがあげられます。
Rare, please.
生(表面だけ焼いて、中身は暖かい程度)で
Medium rare, please.
上と下の中間
Medium, please.
中間くらいの焼き加減
Well-done, please.
中までしっかり火を通す
【空港編】
空港の入国審査にて、このように入国審査官から聞かれました。
What brought you here?
皆さんはどういう意味か分かりますか?
「何があなたをここに運んできた…?」と認識して「Airplane」なんて答えたら、怪訝な顔をされてしまいます。
What brought you here?
実はこれは、旅の目的を聞かれているんです。
つまり「ここに来た目的はなんですか?」という意味です。
ですので、
「For sightseeing」や「For holiday」などと答えるのが正解です。
【友人との会話編】
友人に Are you seeing anyone? と聞かれました。
「誰かに会っているの?」と聞かれていると思ったので、「You(君だよ) 」と
いうと、おかしな空気になってしまいました。
これ、本当はどういう意味なのかというと…
誰かと付き合っているの?(彼氏・彼女はいるの?)
という意味なのです。 それはおかしな空気になってしまいますね…
日本では、Do you have a boyfriend/girlfriend? と習った記憶がある方も多いと思いますが、
少し直接的すぎるので、こちらの表現が自然な英語として使われています。
いかがでしたか?
現地で実際に会話してみないとわからないような表現もありますが、このような表現も使えるようになると、よりネイティブに近い英会話になります。
ぜひこのような表現も覚えてみてくださいね。