「アメリカとアジア 太平洋をはさんで想うこと」9/9

学生時代、夏休みに肉体労働(つまり当時の言葉で土方仕事)で一日800円のバイトをしていました。時間給で100円です。
そうこうするうちに、当時のJTBから観光ガイドを頼まれました。できもしないのにアメリカ人相手の観光ガイドです。なんと1時間で1000円です。あんまり深く考えのない私でもどっちが良いかすぐに理解できます。

夢中で天草5橋、熊本城、水前寺公園、阿蘇山、そして白雲山荘などなどの英語での勉強を開始です。これくらい熱心にやれば、もっと大学の成績がましだったと後悔してももう遅いのですが。
当時の先生方、授業をさぼって申し訳ありません。

ともあれ面白半分に始めた英語が、社会人になりかなり自分の人生に影響を与えることになりました。
おかげさまで人様とはかなり異なった人生を歩くことができました。
今回はこれくらいにいたします。

アメリカとアジア 太平洋をはさんで想うこと

もう在学の皆様は私が何を言いたいかはお分かりだと思います。
そうです。自分の専門プラス外国語を一つ、いや今の時代ならもう一つです。
もし私が学生なら英語はもちろん、そして北京語です。これで地球の人たちの3分の2とコミュニケーションが取れます。語学習得など、難しいことはありません。今ならあらゆる方法で簡単にマスターできます。必要であれば相談に乗ります。

もう日本の会社は終身雇用の制度は殆ど機能していません。自分の年齢より年下の上司など当たり前となっています。
地球人になって得手に帆をあげた人生を送りたいのなら、最低限の外国語は必須です。アップルのスティーブ・ジョブズのように、会社のトップが自ら新製品のプレゼンをする時代です。トップ自ら新しい商品を、しかも英語で行わなければなりません。みなさんは英語を駆使して、次に北京語をぜひものにしてください。
そうすれば楽しい職業人生が送ることができることを請け合います。もちろん自分の専門はしっかりと身につけることは必須条件であることは言うまでもありません。


「アメリカとアジア 太平洋をはさんで想うこと」より抜粋

清水 大輝

筆者略歴

  • 昭和47年 工学部機械工学科卒業
  • 三井系の機械メーカーに就職
  • 海外製鉄所向けのプラント
    見積もり設計の国際入札の窓口を5年経験
  • ケミカルメーカー
    国内営業を経験後、フィリピン・マニラに駐在事務所を開設
  • シンガポール駐在を経て米国ロスアンゼルスに赴任
  • 米国でデトロイト、アトランタの事業所を開設
  • LAとオハイオに工場を建設
  • ノースアメリカの代表となる
  • 大手自動車メーカーとの取引を10年かけて開始

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