「アメリカとアジア 太平洋をはさんで想うこと」8/9
17年の米国滞在を終えて、アジアに参りました。
アジア滞在がもうすでに18年になろうとしています。
多くの華僑と肝胆相照らす仲となりました。ご存知のように利潤を追求するについては華僑、ユダヤ人、そしてインド人(いわゆる印僑―私の経験では印僑が一番仕事をするにはやっかいな相手です。LA時代の私の相棒の超やり手のユダヤ人が一番インド人を苦手としていました。)がいます。
華僑は明らかに利益を追求しますが、同時に一族の誉れを問題にします。そしてお金を使うに際しては意気に感ずるお金の使い方をします。
びっくりするほど資産家の友人が昼飯もでないような安い飛行機で私に会いにくるのです。
私はいつも空港で彼らをピックアップしてそのまま安い麺の店に直行です。彼らは下積み時代の習慣がそのまま残っています。
昔を忘れないように、下積み時代に食べた屋台の麺のお店に必ず月に一度は行っている。
ベンツやロールスロイスに乗った運転手が後ろで待っているのです。(何台も列を連ねているのも面白い絵です。)
そして古い友人を決して粗末にはしません。この方がはるかに分かりやすいと思います。
日本の今後の行き方としては、アジアの国々とうまく付き合い、中国に対抗していくしか方法はないと思います。
今までは米国、あるいは欧米を見ていましたが、今後は少し違った観点から見た方が分かりやすくなると思います。アセアン諸国と手をつないだ外交が大事なように思われます。
清水 大輝
筆者略歴
- 昭和47年 工学部機械工学科卒業
- 三井系の機械メーカーに就職
- 海外製鉄所向けのプラント
見積もり設計の国際入札の窓口を5年経験 - ケミカルメーカー
国内営業を経験後、フィリピン・マニラに駐在事務所を開設 - シンガポール駐在を経て米国ロスアンゼルスに赴任
- 米国でデトロイト、アトランタの事業所を開設
- LAとオハイオに工場を建設
- ノースアメリカの代表となる
- 大手自動車メーカーとの取引を10年かけて開始
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